FPの知識で「もしも」を正しく準備できる [FP資格取得のメリット]

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FPはライフプランとよばれる資金計画を立てるのが基本業務です。
しかし「もしもの場合」によってせっかく立てたライフプランが崩れてしまう可能性もあります。
FPのライフプランは「もしもの場合」も考慮します。

「もしもの場合」といったら思い浮かぶのは保険ですが、保険商品はたくさんあり何が適切なのかは、知識がないとなかなか分からないものです。
保険会社の方が提案する商品が自分にとって必要なものか不要なものか、FPの知識があれば判断することができます。
FP資格取得のメリットとして最強の知識かもしれませんね。

目次

ライフプランは「もしもの場合」もシミュレーションする

FPの基本業務に「キャッシュフロー表作成」があります。
生涯のお金の推移を見える化したもので、資金計画ともいわれます。
途中でショートしないように調整してキャッシュフロー表を完成させますが、それは家族全員健康で予定通りの就労ができた場合のものです。
病気やケガをしたり、転職したりといった予想外の「もしもの場合」についても、同じようにキャッシュフロー表を作成するのが一般的です。

キャッシュフロー表の例
キャッシュフローブラフの例

「もしも」の際に考えるのは「公的保障」から

病気やケガで医療機関にかかった場合、窓口負担や高額療養費制度がありますので、自身が負担する医療費は青天井ではありません。(保険適用外や未承認の治療は除く)
ほかにも遺族年金や障害年金といった制度もあり、すべて自力で備えなくてはいけないという訳ではありません。
しかし保険会社のセールスによっては公的保障の話をしないで商品提案をするケースも多く見受けられます。

2021年秋には金融庁から、保険募集の際に公的保障制度の情報提供をするよう規制を強化する案が発表されました。

金融庁 令和3年10月15日「保険会社向けの総合的な監督指針」等の一部改正(案)の公表について
https://www.fsa.go.jp/news/r3/hoken/20211015/20211015.html

FP資格の履修範囲には、「公的保障」も含まれます。
公的医療制度、老齢、遺族、障害といった公的年金、失業保険や育児休業手当といった雇用保険 など

上級になると労災や離婚時の年金といった細かいところまで出題されます。

「公的保障」についての知識があれば、セールスの勧誘に惑わされなくなりますね。

正しい保険の知識が学べる

FPの履修範囲には「リスクマネンジメント」という項目があり、主に保険について学びます。
生命保険、損害保険、上級になると企業保険についても出題されます。
保険の仕組みから商品の種類や税金、必要保障額の計算もできるようになります。
ここまで理解できると保険会社のセールスの方に頼まなくても、ネット申し込みで完結できてしまいます。
実際にそういった方も増えています。

保険料の支払いは人生で2番目や3番目に多い支出と言われます。
一度契約するとなかなか変更しない、いわゆる「固定費」と言われるものです。
自身の正しい知識でもって判断ができれば、家計は劇的に良くなりますので、保険の知識が得られることは最強のメリットですね。

保険の仕事でFP知識を活用される方にとっては、先の金融庁の指針にものっとってますし、なにより顧客の満足度向上につながります。

まとめ

「もしもの場合」の公的保障や保険の知識は、関連する職業に就いていないとなかなか分からないものです。

FPの履修分野に「公的保障」と「リスクマネンジメント」があり体系的に学べますので、「もしもの場合」の備えについて正しい知識で判断することができます。
特に個々の保険商品についてはその道の方でないと詳しいことは分かりませんが、基本的なことは分かります。

・必要か・必要でないか
・妥当な金額か
・その保険商品について確認すべき事項

保険は生涯に支払う大きな支出と言われています。
実生活でFPの知識を活用する方は、不要な保険に入らなくて済むので家計が良くなります。
保険販売をする方は、公的保障の説明は金融庁の指針でもありますので、FPの知識は役に立ちますね。

まずはFP3級取得から

通学・通信・オンラインなどのスクールに通わず「独学」で資格取得を目指す方
特にはじめての方はテキストと問題集は一体型ではなく、テキストと問題集のそれぞれ購入することをオススメします。
難解な内容なので、カラーで図解があって見やすい方がくじけません。

この記事を書いた人

FPあちこのアバター FPあちこ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士

浜松市の独立系ファイナンシャルプランナー

保険や投資信託などの金融商品の販売はしないコンサル専業FPです。
住宅購入の際、長年税理士事務所に勤めていながら知識がないことにショックを受ける。
そんな時にFP資格に出会い、もっと知りたい!と思っているうちに独立系FPになっていました。
税理士事務所・行政書士事務所・保険代理店・金融機関での実務経験を活かした実践的コンサルをしています。

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