FP資格が役に立つ場面とは? [FP資格取得のメリット]

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ここ数年の資産運用ブームで、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)資格が注目されています。
ファイナンシャルプランナーが、無料マネーセミナーの講師やマネーコラム・資産運用の本の著者であることが多く、FP資格が浸透している所以かもしれません。

ここ数年は人気資格ランキングでも上位に入ってきています。

ユーキャン 資格取得人気通信講座ランキング(2022):第4位
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資格の学校TAC 人気資格ランキング(2022):第6位
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ファイナンシャルプランナー(FP)資格に興味のある方、資格取得を検討している方に、FP資格のメリットを解説します。

目次

FP資格のメリットは大きく2つ

FP資格が役に立つシーンは大きく分けて2つです

・実生活に役立つ
・仕事に役立つ


FP技能士1級保有の筆者は、最初はFPの知識を実生活に活用するためにFP資格を取得しました。
FP資格で得る知識は生活にとても役に立つどころか、逆に知識がないことで損をする場合もあることを実感。
FP資格で得られる知識を世に広めたいと思い、FPを仕事にするようになりました。

FPの習得する分野は6つ

FP資格は大きく2つあります。

国家資格 「FP技能士」 ・・・ 厚生労働省
民間資格 「AFP・CFP」 ・・・ 日本FP協会

どちらの資格も試験科目は共通して6科目です。

(1)ライフプランニングと資金計画
(2)リスク管理
(3)金融資産運用
(3)タックスプランニング
(4)不動産
(5)相続・事業承継

「きんざい」「FP協会」それぞれのHP上では多少違いがありますが基本的なところは同じです。

出典:一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)
「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験科目及びその範囲」より
出典:FP協会「CFP資格審査試験」より

実生活でのメリット

なんといっても「自身の家計が良くなる」ことです。

自身の家計が良くなる具体例

・資金計画が立てられる(キャッシュフロー表作成)
・家計管理ができる
・税金対策ができる
・資産運用の正しい知識が得られる
・メリットデメリットを考慮して働き方を選択できる
・将来の資金面での不安の原因が分かる
・将来ための資金準備の方法が分かる
・セールスに惑わされない・騙されない  など

日々のお金に関する意思決定について、FP知識を得られることで根拠を持って選択できるようになります。

【あまり根拠のない意思決定】
・漠然とした不安をかかえながら
・何も考えずになんとなく
・周りの人や多くの人がそうしているから
・感覚や直感で

FP知識の活用によっては、より多くの資産を増やすことができたり、効率的な働き方を選択できたりといった、生活をワンランク上に押し上げることも可能です。

仕事上でのメリット

仕事でFP資格が活かされる場面は大きく2つです。

・自身の勤務する企業内
・自身の勤務する企業外

自身の勤務する企業内でFP資格が活かさせれる

・資格手当や業績評価につながる
・知識を業務に役立てることができる
・顧客に資格をアピールできる    など

自身の勤務する企業外でFP資格が活かされる

・FP資格を生かした副業ができる
・転職の際にFP資格をアピールできる
・FPとして独立開業できる     など

仕事としてのFP資格が、どのように収入に結びつくのかは関連記事をご参考にしてください。

仕事上でのFP資格の評価

FP資格は特に金融機関で評価されます。
日本FP協会による2018年12月「金融機関等におけるFP 資格活用度調査」を参考にみてみます。
金融庁 HP に掲載されている全国の金融機関 534 社から
有効回答数 234 サンプル(回収率 45.2%)

FP 資格取得者に関する
人事管理上の措置
報奨(褒賞)金などの支給
60.7%    
昇級・昇進に際して考慮
58.5%     
FP 資格の取得と個人の
業績の相関関係
相関関係がある
9.4%               
何らかの相関関係がある
60.3%    
就職前に FP 資格を保有する
学生に対する評価
高く評価する
16.2%             
評価する
53.8%     
FP 資格を保有する
学生を評価するポイント
必要な業務を学ぶ下地ができている
73.2% 
金融・経済の基礎知識がある
72.0% 

FPスキルが役立つ仕事の場面

金融機関・保険会社・証券会社・不動産・税理士事務所・コンサルティング会社など、FP資格が生かせる業界は多くあります。

ひと昔前までは、金融機関・保険会社・証券会社も金融商品という「モノ売り」をする時代でした。
しかし最近のセールスは、問題解決のために金融商品を売る「コト売り」が主流です。
不動産会社にしても顧客の人生設計や相続といったアプローチをセールスに取り入れています。

バブルの頃と違い、消費者の購買判断もシビアになってきており、特に若い方は「必要でないものは買わない」と考える方が多くなっています。
顧客が購買行動を起こすためには、顧客の課題発見、課題解決の提案といったスキルが必要となります。
特に個人営業(リテールセールス)においては、FP資格で得られるスキルと親和性が高いです。

FP資格で得られる仕事上のベネフット

FP資格で得られる仕事上でのベネフィット(効果効能)としては下記の2つがあげられます。

・FP資格をアピールすることにより、専門性の裏付けや信頼感を得られる
・FP資格取得で得た知識が仕事の質と量を高める

FP資格のベネフィットは簡単に言うと「対外的なアピール」と「自身のスキル向上」です。
このような効果があるので、企業内で評価されたり、独立や副業が可能になるとも言えます。

FP資格で得られる仕事上のベネフィット具体例

・売り上げ金額の向上
・提案の幅を広げる
・クロージングの効率化
・顧客の満足度向上    など

勤務企業外でFP資格が役立つ場面

FP資格を生かした副業ができる

FPとして副業をする場合は自身の名前が公に出てしまうことが多いので、メインの勤め先の承諾が必須となる可能性があります。

・ライター
・記事監修
・セミナー講師
・知人のライフプラン設計
・金融商品の販売代行    など

転職の際にFP資格をアピールできる

FP資格が役に立つ業界に転職する場合に有利になります。

・資格手当や業績評価につながらる
・知識を業務に役立てることができる
・顧客に資格をアピールできる  など

FPとして独立開業できる

副業としてではなく、現在勤めている会社を辞めてFPとして独立開業することも可能です。

まとめ

FP資格は「実生活」でも「仕事」でも役に立つ知識です。
2級FP技能士までなら問題集や検定料のコストや勉強時間もそれほどかかりません。
仮に不合格だったとしてもそれまでに学んだことは知識として残ります。
低リスク低コストで、「家計を良くすることができる」「仕事上のメリットがある」というとてもコスパの良い資格です。
FP資格がある、知識があるだけでは家計はよくなりませんので、もちろん活用してナンボです。
仕事についても、どのように活用していくかは本人次第です。

まずはFP3級取得から

通学・通信・オンラインなどのスクールに通わず「独学」で資格取得を目指す方
特にはじめての方はテキストと問題集は一体型ではなく、テキストと問題集のそれぞれ購入することをオススメします。
難解な内容なので、カラーで図解があって見やすい方がくじけません。

この記事を書いた人

FPあちこのアバター FPあちこ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士

浜松市の独立系ファイナンシャルプランナー

保険や投資信託などの金融商品の販売はしないコンサル専業FPです。
住宅購入の際、長年税理士事務所に勤めていながら知識がないことにショックを受ける。
そんな時にFP資格に出会い、もっと知りたい!と思っているうちに独立系FPになっていました。
税理士事務所・行政書士事務所・保険代理店・金融機関での実務経験を活かした実践的コンサルをしています。

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